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僕達の周りには沢山の人だかりができ、沢山の拍手が僕を迎えていた。
『なんで?なんでこうなるんだ?』
僕は事態が把握出来ず暫く呆然としていた。
「すごい。よく勇気をだして助けましたね。」
「お兄さんは立派な人だ。」
「私は感動しました。」
僕を囲む人々からいろんな事を言われたがあまり頭に入って来なかった。
『あっ、そうだ。おじさんは大丈夫だったのかな?』
やっと我にかえった僕は倒れているおじさんに声をかけた。
「おじさん、大丈夫ですか?お怪我はありませんか?」
なんとなくテレビでみたドラマを思い出しながら言葉を選んでいた。
そうしてるうちに駅員が数人来て僕たちは駅長室へと連れていかれた。
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