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「…クン…ウ…雲羽君」
「あっ!なんですか?」
「聞いてなかったの?」
「ごめんなさい…」
「いいよ。週末出かけよっかって話」
ぼーっとしていた
頭の中がいっぱい
いろんな物がグルグル頭を巡っている
どうしたらいいか…
わからない…
この手を離せないのは…
『同情』? 『愛情』?
それすらわからなくなっていた…
俺は…どうしたいんだ?
『雲羽君大丈夫?』
何も進めないまま週末になってしまった
秀明先輩と図書館でテスト勉強をしにきたのだが…
ぼーっとしてしまう
「大丈夫ですよ」
「雲羽君、最近笑わないね」
「そんな事ないですよ」
「俺の事…好き?」
「好きです」
ウソ…
わからない…
「そっか」
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