気持ち

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リサが不機嫌そうな顔でやってきた。   「話ってなに?」     「シュン先輩に嘘ついたでしょ?」     「は?知らな-い」     「シュン先輩に全部きいたよ。タツヤ先輩もミキ先輩たちもキレてるよ。」     あたしのつるんでた先輩たちは結構力がある人たちだったから逆らったら目をつけられる。 リサはシュン先輩に嘘ついてあたしをハブろうとしてたんだろう。     「ミキ先輩たちも?」   いきなりリサの態度が変わった。     「ミキ先輩、リサつぶすって言ってたよ。今から先輩たち呼んでもいいけど。だけどうちらの問題だからあたしはちゃんと解決したい」     「……。愛が悪いんぢゃん」     「あたしが何したってゆ-んだよ。いきなり3人でシカトしてさ-先輩たちにも迷惑かけてふざけんなよ」     「お前のせいであたしは…」     イタッ     リサはあたしを殴った。     あたしは泣いてしまった。     そのまま教室から走り去った。       先輩たちには秘密にしてた。     事態が大きくなることは避けたかったから。
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