卒業

2/14
前へ
/42ページ
次へ
学校では三年生は受験勉強に専念していた。   タツヤともあまり会えなくなって正直ほっとした。    会えない時のタツヤのメールはすごく優しい。     相変わらず束縛はすごいけど…     「寒いから暖かくしろよ」   「ちゃんと飯食ったか?」       普通のことがあたしにとってはすごく新鮮。       あたしも麻痺してたのかな…         タツヤの束縛のせいで最近はリサたちとも遊ばなくなっていた。     あたしはタツヤ中心に生きてた。     特に誰とも遊ぶ気にもならなかった。                 深夜   突然の電話   こんな夜中に誰だろう
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加