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もはや痛すぎて見ていられません。
「…ゆっくり、話を、聞かせて、もらおうか?」
にじにじと詰め寄るその姿、正に獲物を狩る獣の如し。
体制はムエタイの構え。
そうです、国防省の中枢頭脳なのでなかなか戦う姿がお目にかかれませんが、ロードナイト、彼も相当な腕の持ち主。
「ハァッ」
「ッぅおぁっ!」
下段から上段に繰り出された蹴りはデュナスの髪を掠める。
デュナスも器用に軌道を読んで、ギリギリの位置で交すが、国防省一の機動力を誇るロードナイトの足技は防ぐだけで精一杯。
「こりゃ終わった後は掃除かな…」
「この間ダス○ンからよく血の落ちる洗濯洗剤を頂いたんですが…使う機会があって何よりです」
上司の後拭いは部下の役目。
文句は同僚に言いましょう、優しく受け止めてくれるかも知れません。
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