30人が本棚に入れています
本棚に追加
衝突・入れ代わり・大パニック
国防省率いる戦闘部隊の朝は早い。
5時起床後、活動準備。
各部隊決められた箇所の清掃を終わらせて、ストレッチを開始
6時半デュナス総監督が格技場到着、挨拶ののち各部隊別れて行動になる。
勿論、国防省上層部も部下達と変わらない朝を迎えているはず…だが。
「ロード?ロードナイトー」
バタバタと白衣を翻して走るのは、ロードナイト付きの獣医兼医師、フィス。
最近眼鏡からコンタクトに変えて、薬品瓶を割る事が少なくなった。
「また寝坊ですか…」
行動型のデュナスと違い、ロードナイトはデスク派で、たまに外に出るものの、仕事のほとんどはデスクワークだ。
それ故勤務時間がはっきりしておらず、仕事が深夜まで及ぶ事もしばしばだった。
そんな時決まって彼を起こしに行くのはフィスか、フィスの同僚ラットの役目。
残念ながら昨日のロードナイトの命によりラットは「庭」と呼ばれるロードナイトの私有地での見回りを今朝から行っている為、必然にフィスがロードナイトを起こしに行かなければならなかった。
さて、今回はそんな日常に起きたとんでもない事件のお話です。
最初のコメントを投稿しよう!