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まぁ、そのうち来るだろうと不安な気持ちを押し消し、なにか食べようとキッチンへと足を向けた。   冷蔵庫を開け、中を暫く眺めてみる。 流石は一人暮らし、冷蔵庫の中はあまり入っておらず缶ビールと少しぐらいのつまみしか入っていない。 それを見て、ため息一つ… 缶ビールを一本取り出し居間の方へ戻る。   ソファに座ると呂蒙の重みに耐えるようにギシリと軋む音が響いた。 軋む音を無視して缶ビールの栓を開ける。   ふと、テーブルに置いた携帯を見て再び悲しい気持ちが込み上げてきたのがわかり、その気持ちを消すようにビールを一気に煽った。           。
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