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気付けば麗奈は、あれから少ない給料をやりくりしながら気になるあの人に出会ったお店に通いまくっていた。
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大好きなママさんにさり気なく彼について探りを入れた。既に気になっているのがバレバレだった中、ママさんやお店のお客さんからは『サノ』と呼ばれていることが分かった。
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麗奈はお店に通い続ければ偶然彼が飲みに来ると思っていたが、意外と神様と仏様は意地悪。仕事が忙しいからか、あんまり飲めない人だからか、理由は定かではないが、なかなか会えない。
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『………今までの行ないが悪かったからかな………。』
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麗奈は過去の自分を恨む。
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麗奈はサノと出会う少し前までは、男性との関係においてかなりだらしがなかった。遊ばれることもしばしばだったからか、真面目で誠実な印象であるサノのことが気になって仕方がなかった………。
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