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全体の役員会も終わり学年のメンバー見ると、やはり第一子か1人っ子。
学校に慣れた明美には全て任せるから指示してくれと。
私だって代表までやったことないのに…ちょっと不安。
でも他のお母さん達はもっと不安そう。
この学校は仕事を持ってるお母さん達が多いので、極力負担にならないように簡素化をしてきた。
茶話会なども負担になるからほとんどしないと説明。
各所属部以外の役割はバザーと学年レクである。
もちろん、それを仕切るのは代表である。
2組の斉藤先生はおとなしい若い女の先生。代表さんは下のお子さんがまだ保育園。それこそ何も分からず不安だらけ。
初っぱなから学年全体で佐伯先生と相澤さんで仕切っちゃってください、と言われてしまった。
1年生は最初なので負担少なくしますからと伝えて解散。
「優也ママ、とうとう美咲の方で逃げられなくなったね~、頑張れ!」
優也の学年の母達からひやかしの声…
もぉ、からかって。
「いいの。ぜ~んぶ佐伯先生に任せるから。先生から言って来たんだから、当然何でも協力してくれますよね~♪」
「はい、もちろん♪」
佐伯は簡単に返事する。
これからの1年、二人の予想以上にいろいろなことをやらされるとは思わない、能天気な佐伯と明美だった。
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