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次の日の朝、元気に二人で「行ってきま~す♪」と出て行った。
ふぅ~、やっと子供達二人無事に小学校入学かぁ。
少し楽になるかな。
まずは元気に通ってくれるのが1番か、と明美は洗濯物を干しながら思っていた。
まだまだ始まったばかりだしね。これから、これから…あ、もうこんな時間、美咲を迎えに行かなきゃ!!
新1年生の最初の1週間は帰りが早い。
なにかと物騒な世の中だから先生付きの集団下校なのだが、校区の端にある自宅近辺までは来てもらえない。
大通りまで誰かが迎えに行かなくてはならない。
明美は専業主婦なので大通りから自宅までの間、近所の子供達も引き連れ先生とバトンタッチ!
どうせ自分の家が1番遠いから、まぁいっか。
実は子供は大の苦手…自分の子供以外は。
しかし何故かよそのお宅の子供達に好かれてしまう。
優也の時もそうだったが、働いてる親の多い学校なのと、自宅前が公園という環境から、ここは保育園かぁ!?って現象がしばし起こる。
悪いことは悪いとよその子も平気で怒る。
結婚・出産が早かったから他の母達より若いし、若作りもしてる。
ちょうど家庭用ゲーム機が大人気になった頃に学生時代を過ごしてきたから、ゲームもわりと出来るから余計に集まってくるのか!?
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