見ているだけ

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何メートルかすると光が見えた。 下を覗きこむと集団が見えた。 ここだ!!! 俺は力いっぱい換気口を引っ張った。 「ガタン!!!!」 何とか開け、次にどう降りるかだ。 そんなに高さはないといえ、打ちどころが悪ければ、十分死ねる。 俺は、意を決して、そのままの体制で飛びおりた。 骨に大きな振動が走る。 肩から落ちるようにしたから、致命的なダメージはないだろうが骨が折れた気がした。 俺が落ちてきた事で部屋は静まり返っていた。 大貴!!!!! 俺は大貴への元へと駆け寄った。
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