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「来ないで!!」
「うあぁぁ!!!」
走り回る大貴にむかって、次々と罵声が飛び交う。
俺は、聞こえもしないのに叫ぶ。
「止めてくれ!!止めてくれぇぇ…」
強く握りしめすぎたのか血が滲み、窓には手の跡がついている。
「お願いだ…。誰か…助けてくれ。」
3才児を大人達が容赦なく突き飛ばす。
なんと残酷な光景だ。
自分の可愛さの為に平気で何の罪のない子供を無碍にできる。
自分の大切な大切な子供に爆弾をつけられ人々から突き放されているのを見ているだけしかできない父親…。
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