-3-[雨、降りしきる地上にて…]

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         あれから、いったいどれくらいの時間がたったのだろう…? 「……………」  どこだかわからない所に、ひどい土砂降りの中、俺は倒れていた…。   「………う…ぅ…」  寝ていても仕方がない…、うつ伏せになっていた体を少しだけ起こしあたりを見渡した。    地面は荒れていて、雑草と砂利だらけ…。あたりにはなにもなく、雨を凌ぐ物すらない…。 「……ぐっ…」  体がほとんど動かない…。起こすだけでも背中が体が悲鳴を上げる…。  とりあえず膝を抱えて座った…。寝ているよりはましだ…。 (…よく降るなぁ)  重くじっとりとした空を見上げた…。  この雨…、今の俺の様だ…。  落ちたらもう、雲には帰れない…。一生ここで暮らすしかない…。 (………天に帰りたい…)  そう願い…、静かに俯いた…。
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