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男1「右目――」
前にいる真ん中の男が何か言った。
男1「――目ト右腕ヲ――」
サトシ「え、なんですか?」
男1「貴様ノ右目ト右腕ヲ置イテイケ」
サトシ「えっ?」
突然、右目と右腕を置いていけと言われれば、普通ならなんのことか、わけがわかずにいるのだろうが、残念ながらその理由なら分かっていた。
サトシは数日前に右手の甲にある紋章が浮かび上がった。
サトシの家系ではあまり珍しくはないのだが、これが後にサトシの運命を大きく変えることになる。
サトシ「誰の――――命令だ?」
男1「……」
サトシ「本家の連中か?」
男1「……」
サトシ「何か言ったらどうなんだ?」
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