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避けられたものの、着地した瞬間に撃たれたので、何発か食らってしまった。
サトシ「くそ!いったいオレが何したってんだ!!」
無情にもその言葉は雨の音と銃撃の音でかき消される。
サトシ「最近何か人に恨まれるようなことは……したかもしれないけど、命を狙われるようなことはしてねぇぞ!!」
サトシは廃ビルに追い込まれ、中にはいると柱に隠れながら様子をうかがう。
サトシ「左腕と右足の太股に当たったか……」
足はかすった程度だった。
だが、左の上腕と前腕に2発ずつあたっていた。どうやら、狙って撃ったらしい。
サトシ(さて、どうするか……ふつうに考えれば逃げられるが、逃げる途中で関係ない人を巻き込むかもしれない……)
サトシ「ヤル……か」
この状況をどうするかを冷静に考えだし、サトシはおもむろに立ち上がる。
サトシ「これは正当防衛になるだろう」
フッ
男たちが回り込むが、サトシの姿はない。
ズガァァン!!
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