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あたしは20歳になりました。
そして、慎矢と結婚しました。
あたしのお腹の中には
慎矢との子どもがいる。
―ある日―
「なあ、愛羅?」
『なあに?』
「俺たちの子供の名前さ…
"優也"にしないか?」
え…?
優也って…
「陸くんが子どもに付けたかった名前だろ?
ずっと考えてたんだ…」
『し…んや…いいの?』
以前、慎矢と付き合う前に
陸が付けたい子どもの名前が
"優也"だってことを話した事がある。
優しい子に育つようにと
陸が付けてくれた。
女の子だったら"優奈"がいいと言っていた。
ちなみに、あたし達の子は男の子。
「いいんだ!!優也…良い名前だし☆」
『ありがと…ありがとう…』
慎矢の優しさに涙が溢れる
本当…あたし泣き虫だな
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