2年後

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「優也はきっと優しい子に育つよ。」 『そうだね…』 「大切に育てよう。俺達の宝物を。」 『いっぱいいっぱい 愛してあげなきゃね☆』 「優也が生まれたら 真っ先に陸くんに逢いに行かなきゃな!!」 『うんっ☆』 「優也が大きくなったら、陸くんのこと教えてあげな?」 『えっ?』 「陸くんが愛羅にとってどんだけ大切な人だったか…とか☆」 『そうだねっ♪』 こんなに、あたしの事を理解してくれる人なんて 慎矢しか居ないと思う。 慎矢が好きで結婚したのに 他にも愛する人が居るなんて 普通じゃ考えられない。 でも… やっぱり、陸の事を忘れられない。 あたしは、これからも…きっと 陸を愛し続けると思う。 何度も考えた。 本当にこのままでいいのかな?って でも慎矢は 「それでもいい。 愛羅は、俺の事も好きって言ってくれてるし… 俺もそれを信じてる。 俺も愛羅が好きだから 愛羅を失いたくない」 と言ってくれた。 一生一人で 暗い人生を送るより 慎矢と幸せに暮らす方が 陸も安心すると思う。 だからあたしは これで良かったと思う
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