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「優也はきっと優しい子に育つよ。」
『そうだね…』
「大切に育てよう。俺達の宝物を。」
『いっぱいいっぱい
愛してあげなきゃね☆』
「優也が生まれたら
真っ先に陸くんに逢いに行かなきゃな!!」
『うんっ☆』
「優也が大きくなったら、陸くんのこと教えてあげな?」
『えっ?』
「陸くんが愛羅にとってどんだけ大切な人だったか…とか☆」
『そうだねっ♪』
こんなに、あたしの事を理解してくれる人なんて
慎矢しか居ないと思う。
慎矢が好きで結婚したのに
他にも愛する人が居るなんて
普通じゃ考えられない。
でも…
やっぱり、陸の事を忘れられない。
あたしは、これからも…きっと
陸を愛し続けると思う。
何度も考えた。
本当にこのままでいいのかな?って
でも慎矢は
「それでもいい。
愛羅は、俺の事も好きって言ってくれてるし…
俺もそれを信じてる。
俺も愛羅が好きだから
愛羅を失いたくない」
と言ってくれた。
一生一人で
暗い人生を送るより
慎矢と幸せに暮らす方が
陸も安心すると思う。
だからあたしは
これで良かったと思う
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