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「いったい、何が起こっている!」
メイクはそう怒鳴りながら司令室に入ってきた。
「キメラが逃げ出し増した」
「そんなことは分かっている
奴は今、どこだ?」
「今・・・・・」
「どうした?」
「複数の反応が地上への出口へ向かっています」
メイクは、頭を抱えた。
まさか、こんなことになるなんて思ってもいなかった。
基地内の生存反応はもう、ここだけだ。
「総員、・・・退避だ
繰り返す、総員退避だ
今すぐカプセルポッドに乗り総員、コロニーから脱出せよ」
メイクが言い終わるとドアが開きスノウという男が入ってきた。
「私は残る
研究がまだ、終わってないからな」
スノウが言い終わるとまた、ドアが開いた。
ドアの先にはエイリアン=ウォーリアがいた。
「全く、引っ越してきたばかりなのに早速事件かよ」
新任の警官レイクは、パトカーを降り辺りを見渡した。
地下へとつながる巨大な研究場の入り口であるこの大きな施設の周りにあり得ないぐらいのパトカーや車、野次馬、警官、さらに軍人や特殊部隊までいる。
まるで、何かがあそこから出てくることを予想して備えているかのようだった。
レイクにも現場に漂っているこの緊張感を感じた。
「なっ何だ?
こっ・・・・・この地響き?」
突然、地震かと思うぐらい揺れ出した。
そして、研究場が大きく揺れ、爆発した。
その瞬間、一斉に銃を撃ちだした。
銃声が止むと辺りに不思議と変な恐怖心が出ていた。
そして、また、爆発したかのように施設の破片が飛び散り中からクイーン=エイリアンとエイリアン=ウォーリアが飛び出してきた。
銃声はすぐに止んだ。
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