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「マフィアのボスが誰か1人を愛するってのはそいつの命を危険にさらすって事だ。人質にされたり、殺されたり…」
「どうして…」
「それがファミリーの弱点になるからだ。恋人を殺され、怒りに任せて戦いに出た挙句潰されたファミリーを俺は散々見てきた。」
「………」
「もし獄寺が人質に取られたらどうする」
「助けに行くよ!当たり前だろ!」
「それで獄寺共々お前まで死んだら、ファミリーはどうなる?」
「それは…」
「マフィアのボスが誰か1人を愛するってのはそれだけリスクの大きな事なんだ。数いる女の1人だったら誰も相手になんかしねぇ。獄寺を危険な目に遭わせたくはねぇんだろ?」
「…でも…でも、イヤだよ!!」
「ツナ!!」
自分よりも長くこの世界にいるリボーン。
言ってる事も間違ってはいない。
きっとファミリーの事だけではなく獄寺の事も考えてくれている。
でも納得できなかった。
ツナは精一杯思いの丈を叫んだ。
「確かに、リボーンの言う通り大変な事かもしれない。でも、俺は獄寺君以外欲しくないよ!何かあっても獄寺君もファミリーも全部守る!!どれも無くなさいくらい強くなる!!!だから俺が愛する人は獄寺君だけだよ!!!」
夢のような話だという事はツナ自身もわかっている。
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