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「TAKURO? HISASHI?」
「もしかして…2人も思い出したの?」
俺とJIROは、ほぼ同時に聞いていた。
「ま、そんなとこだな。まだ微妙な感じだけどね。」
「なんか、急に頭の中に浮かんできた。」
2人の答えに、俺、正直、かなり嬉しくて。『これならいける、絶対に』…そんな自信が強くなった。
4人で改めて、気持ちを確かめ合うように頷き合うと、部屋の奥に見える祭壇に向かった。
祭壇には、〔νclear:BLUE〕と一緒に、長剣、古式のボーガンと一本の矢が奉られていた。
台座には、古(いにしえ)の時代(とき)を結ぶ詞を綴った文字…確かに、あの時、俺達が命を懸けて奴を封印した場所だ…
「こうして改めて見ると…コレって、地球?…」
「うん、地球っぽいね…あん時は気付かなかったよ…」
HISASHIとJIROの会話に、俺もマジマジと〔νclear:BLUE〕を見てみる。…ホントだ、球体の模様が、まるで世界地図みたいだ。
「感じ的には、コレが日本かな?…」
そう言いながらTAKUROの指差したあたりは、確かに日本みたいな形をしていた。
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