《第二章》

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    全員で同じ方向を見つめながら、「…で?どうする?」と、トノが聞いてきた。 「そうだな…待つか…逃げるか…」オレがそこまで言った時。やはり最初に行動したのはテッコだった。 「いや、行くっきゃないっしょ!」…こうゆう時、テッコみたいな奴が仲間で、本当によかったと感じる。まぁ、それが時には無謀…というか、無防備過ぎて危なっかしくもあるのだが(苦笑)。   「トノ、ジロウ、それでいいか?」 あえて確認する必要もない…それが普段のオレ達だが、さすがに今回だけは状況が状況だから、一応確認してみる。 だが、二人の答えはやはり、「うん、行こう」「今更?聞くなよっ!(笑)」…最高の仲間達だよ、本当に。    
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