《第二章》

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    と、なぜか、テッコがオレを見ている。 「何?テッコ」 「TAKUROの声も、頭ん中に聞こえた…」 「は?オレの声?彼女じゃなく?」 「ん?両方…なんで?」 いや、なんで?と聞かれても…オレにだって分からないし…仕方ない。こっちの思考が読まれてるなら、隠しようが無いのだから、全部声に出してやる。テッコ流の直球勝負でいってみるか。   「ここは何処ですか?オレ達はロスに向かってた筈なのに。それに、オレ達を待っていたって?どうゆう事ですか?」 【総ては、統治者が話されます 案内致します、こちらへ…】 そう声が響き、彼女は静かに歩き出した。    
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