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「え?ちょっ…」
「ここが何処かくらい、教えたっていいだろ!」
オレが更に問いかけるより先に、トノがキレた…ジロウもテッコもかなり苛立っている。無理もないんだけど、今は冷静に考えなくては…
「トノ、落ち着け。ジロウ、それにテッコもだ。」
「けどタクロー君、何も分からないままなんて、信用出来ないよ。」
「分かってるよ、ジロウ。だからさ、オレに交渉させてくれ。な? テッコとトノも、頼むから。」
3人を宥め、オレは改めて話をした。
「悪いんだけど、何一つ分からないまま、いきなりついていくなんて出来ない。信用出来ない者に従うと思いますか?」
・・・暫くの沈黙があって、また声が響いてきた。
【確かに…では、私の答えられる事だけ、お話しましょう】
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