《第二章》

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    交渉成立。さて…オレが一人で話すより、3人にも話してもらう方がいいかな…   「トノ、何が聞きたい?」 「オレは、ここが何処か知りたい。」 率直なトノの言葉に彼女は答えた。 【ここは、狭間…総ての空間と時間、世界の交わる所です】   「狭間?ね、TAKURO?なんでそんなもんが?」 …だからテッコ。オレに聞くなよ…彼女に聞け… 【貴方達を迎える為、そして、貴方達に総てを託す為、狭間はここに】 彼女はテッコの疑問にも的確に答えてくれて…助かった。   「ジロウは?何かあるか?」 「俺も聞いていいの?…狭間って言ってたけど、じゃあ今、時間は流れてないって事ですか?」 【いいえ、時が停まる事はありません… 本来ならば、あってはならない、というべきでしょうか】     
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