《第二章》

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    4人で食事をとり、やっとひと心地ついた頃、ふいにドアが開き、ムーンリットと他に2人の女性、それと幼い少女が入って来た。   【お食事はいかがでしたか?】 「いただきました。ありがとう。」 オレはそれだけ答えると、続けて聞いた。 「それで。いつ、ちゃんと話してもらえるんですか?」 【はい、今から統治者が話されます… こちらが統治者、〔アーシアン〕です】   ・・・・・は?   「嘘だろ…」 「まだ子供じゃないか!」 テッコは半分絶句し、ジロウは叫んでいた。トノなんて、目をまんまるくしたまま、固まってる…そう、紹介された〔統治者・アーシアン〕は、先程入って来た、見た目には7~8歳の少女だった。彼女は、空いているソファーに座り、オレ達を見つめながら、微笑んでいる。    
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