《第三章》

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    全く別々の場所から集められた彼達は、出逢った瞬間、お互いの中にある強い繋がりを感じ、〔絆〕が生まれました。 統治者は彼達にそれぞれにあった武器、そして加護と封じの力を与え、地上へと送り出しました…未来を託して。   4人のファイターは、持てる限りの知識と技術、そして聖心を込めて戦い続け、後は全ての根源である闇を残すだけとなりました。 ファイター達は、身も精神(こころ)も既に限界を超え、もう、辛うじて立ち上がるだけの力しか残されていなかった…それでも、彼達は護るべきモノの為に走り続け、立ち向かい続けたのです。   …持てる限りの力を使い果たしても、倒す事の敵わない闇。このままでは、総てが終わってしまう…ファイター達はお互いの顔を見て確認し合うと、統治者へ向かって呼びかけました。『最後の手段を使わせてくれ!』…  
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