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‥何もない‥そう表現するしかない。ただ僅かに、ほんのりとライトアップされただけの空間が、窓の向こうに広がり、それはグラデーションをまとって闇へと繋がって見えている。
JIROもHISASHIも、なぜか今は、俺に助けを求めているようだ…無理もないか、TAKUROが、こんな表情で俺を見てるくらいなんだから。
けどなぁ…俺だって…正直、参ってるし…
…消えた乗客達・見知らぬ場所・残されたのは俺達4人だけ…
…考えろ…考えろ、俺…
・・・ダメだ、何も答えが見つからない。どうしたら…
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