《第一章》

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    …少し悩んでから、俺は決めた。 「外に出てみるよ、俺! ここでウダウダしてても、何も変わらない!何も始まらない!」 こう3人に告げた…と、いうより、3人に伝える事で、自らにも決断をさせた。   立ち上がり、手早く荷物をまとめ、ドアに向かおうとした時。TAKUROがやっと口を開いた。 「オレも…行く。オレが行かなきゃ。リーダーなんだから…」 そう言って荷造りをするTAKUROの顔は、まだ多少硬いものの、いつもの冷静で穏やかな、彼の表情に戻りかけていて、なにかホッとした。 「行くなら4人でだよ!」 「うん、みんな一緒だ!」 HISASHIとJIROもそう言いながら立ち、俺の後に続くように、TAKURO、HISASHI、JIROもドアの前に立った。  
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