ふたりきり

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「今シャワー浴びたとこ。どした?あや、顔真っ赤だぜ?」 「どうしたもこうしたもないわよ!!早く上着なさいよ!!」 何で!? 私、動揺してる? そんなわけないっ!! だって、あれは優ちゃんだよ? 小さい頃からずっと見てきたじゃん、は、は、裸なんて。 上だけじゃなくて下だって… って何考えてんだろ、私。 「分かったから。今着るよ」 クスリと笑って、私の目を見詰める。 ちょっと私、ドキドキしてない!? …そんなわけないよ。 だってあれは優ちゃん。 大きな目に茶色がかった瞳だって、色白の肌だって、私より頭一個分大きな身長だって…
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