ふたりきり

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耳に優ちゃんの息がかかって、すごく熱い。 なんだろう、この感じ。 中2なのに、優ちゃんは大人っぽく見える。 「今日は届けに来ただけだよ?」 そう言って私、立ち上がろうとしたんだ。 その時、 「あっ//」 手首を掴んだ優ちゃんが、私を引っ張ったんだ。 ぐらりとバランスを崩した私は、見事に優ちゃんの膝の上。 こんな状況で頭を動かすことなんて出来なくて、ただただじっとしてた。 「あや、俺に独りで食べろって言うの?そんな冷たい子だっけ?」 わざとイジワルに言うんだ。
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