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…り…かり…
「光!」
ビクッ!?
「えっ…何なに??」
「何って…授業とっくに終わってますけど」
「あ…本当だ…」
教室を見渡すと、帰り支度を始めてる人、ケータイを弄ってる人…それぞれ自由に動いている。
「まったく…光は、いつもこうなんだから」
ハァ…と、ため息をつくと沙矢はチロリと光を睨む。
「だってぇ…午後の授業なんて頭に入ってこないんだもん」
「九条 光」(17)は、呆れ返っている親友「谷沢 沙矢」(17)に可愛いくチロッと舌を出して謝った。
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