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「光」
「雷!」
声のした方を見ると幼なじみで恋人の「砂川 雷」(17)が教室の戸にもたれ掛かりながら光を待っていた。雷の隣には雷の親友の「山本 斗史」(17)もいる。
「彼氏のご登場ね」
沙矢はからかい混じりに光に言った。
「沙矢だって最近、斗史君といい感じじゃない」
「あら、そうかしら」
「今日だって一緒に帰るんでしょ~?」
今度は光がからかい混じりに沙矢に問い掛ける。
「まぁね…」
「やっぱり~てか、付き合っちゃいなよ♪二人ともお似合いだし」
「………」
「光まだか?」
「あっゴメン」
話をするのに夢中になって帰り支度をするのをすっかり忘れていた。
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