知音

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深夜1時。 次の日は休みなのをいいことにいつまでも起きていたがやることもなく、ぼうっとしていた。 (暇だな…) そろそろ寝るか、何て思った瞬間コンッと小さな音がした。 窓の方を見るが何もない。この部屋は2階だ。気のせいだったのだろう。 と、その時。 コンッ またした。嫌な予感がする。 そうして考えている間もコンコンと音が鳴る。 気のせいではないらしい。 そっとカーテンを開けて外を見る。 真夜中、半月が出ている。 その月明かりに晒されて人の姿が見える。 「………真?」 嫌な予感は当たるものだ。 真がそこにいた。
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