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「日本にはいないんですよね確か?」
「“Ⅹ”の残党狩りだ。再生される恐れがあるからだろう。さすがだ」
「では外国……しかし“Ⅹ”のメンバーの詳細が我々には把握できませんし……ああ、ですからどうしたものか、と」
「まあ……今すぐ出てきてもらう必要はない。念の為、彼の周りはある程度調べていたが有能な部下達を揃えているようだ。しかしここに“穴”がある」
男はニヤリと笑いパソコンを開き、またキーを叩き始めた。しばらくして目当てのファイルを開くともう一度ニヤリと笑った。
「これだ……彼が手元に置くいずれも能力の高い部下達だ」
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