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「人捜しのプロ…!いやアマ!?
それってどんな人でも探せるって事ですか!?」
「まあ、仕事なんでタダじゃないですけど」
それを聞いて女性は大げさに喜び、万歳をした。
そして数回万歳をした後、バッグから名刺を取り出しジュンに手渡す。
「私、岩手のある商社に昔、勤めてまして!今はもう辞めてるんですけど……お金で人捜しが出来るなら是非!実家が資産家なんでいくらでも!」
「え?あ、まあ。はい。はは…」
突然、テンションが上がった女性の態度に困惑しつつジュンは名刺を受け取った。
水樹 冷子(ミズキ レイコ)。
24歳。
名刺には女性の名前が書かれていた。ジュンは名刺に目を通すとポケットに入れながら言った。
「じゃあ水樹さん、立ち話もなんですからちょっと怪しい場所ですけど事務所で続きを聞かせてください。俺達の自己紹介もそこでするんで」
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