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「7人か……」
一輝は首を鳴らして構えた。しかしその時……
「きゃー!」
「ん?……うおっ!姉貴!」
男の1人がナイフを恭子の首筋に当てて人質にとったのだ。顔は見えないが男の声は勝ち誇ったような笑い声だ。
「このビジンの顔に傷つけられたくなけりゃ大人しくボコられろよ?へへ……まっ、この女も後で---!?」
男の目に映る世界は残像を残しながら一回転した。そして男が自分が投げられたことに気付いたのは、腰から地面に叩きつけられ思い切り絶叫したあとだった。
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