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「守谷 心(モリヤ シン)です。職業は皆さんと同じ探偵。よろしく」
ジュン達も釣られて自己紹介をした。
「……で、守谷さん。あなたは何しにここに来たの？」
早苗は守谷に警戒心を剥き出しにして問いかけた。
「ハハハ、そんなににらまないでください。きれいなお顔が台無しですよ」
「いいから答えて」
「………。まあ確かにあなたの姿勢こそ見ず知らずの僕に対する最も適当な態度だ。
さて、本題ですが先ほど言ったとおり僕は桐咲さんらが襲撃されているのを見たんです。実はあのやり方、以前見たことがあるんです。
彼らはとある裏組織の下請けみたいな集団なんです。
……試すようで申し訳ないですが前田 早苗さん、あなたは僕の今の話を聞いて『なぜ僕がここに来たのか』わかりますか？」
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