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「ぐあっぐあっぐあっ!うっめー!」
「こっちのお肉も柔らかくておいしいですよ一輝さん!!」
ホテルのスイートルームのような部屋に運ばれてくる豪華な食事。一輝と奈緒はしっかり人数分以上に用意されている料理を腹の容量以上に手当たり次第にぶち込んでいく。
「これは確かに美味い。というか何故俺の好物のカエルの唐揚げがこんなにあるんだろう」
「ジュンくん気持ち悪いの好きなんだね……」
カエルの山に汚い物を見る視線を送りながら早苗がべっと舌を出した。
「いやいやいや!早苗さんの方こそ、それナメクジじゃないですか!」
「ナメクジじゃないよ!エスカルゴ!カタツムリだよ!昔、大学のサークル活動で外国に行ったときに食べてさ!世界観変わったねー」
しみじみと思い出に浸る早苗。ジュンも早苗も変わっている自分の好物が出されることに何の疑問も抱いていなかった。
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