第三章:可能性

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(なんか曖昧だなぁ……まあいいけど) 「どうですか……?私が知っていることは大体話しきったと思うんですが……」 「うーん……正直、他殺とするには厳しいんじゃないですかね。 だから一応、自殺だという線も考えてなにか結城さんに悩みとかなかったかとかわかりませんか?」 「私には何とも……あっ!そうだ! 独裁バッドエンドのメンバーに話を聞いてみたらどうでしょうか?確か彼の様子がおかしくなってから頻繁にライブハウスに集まっていたみたいですし…… 私が知らない彼の悩みを知っているのは彼らだけだと思います」 「でも独裁バッドエンドって最近、結構テレビとか出てるのにそんな簡単に捕まるんですか?そもそも東京にいるんじゃ……?」 「それは大丈夫ですよ。ボーカルがいなくなって今は活動休止してますから。 もし話をするなら私、結構顔が利くんで紹介状を書きますが……?」 正直言って手掛かりなど何もないし、幾他ないだろう。奈緒もすでにサイン色紙を準備している事だし仕方ない。ジュンは水樹に頼んでライブハウスの場所を教えてもらい、紹介状を受け取った。
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