第四章:独裁バッドエンド

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「すいません、ちょっといいですか?」 「はい?ご予約の方ですか?」 「いや、ちょっと独裁バッドエンドっていう人達に用があるんですけど……」 受付に立っている若い男はそれを聞くとジュンを品定めするようにじっくり見回した。 そして軽くため息をつくと気だるそうな顔で言った。 「……地下のホールにいますよ。ただ練習中なんで行かない方がいいと思いますけど」 「奈緒ちゃん地下だってさ。行こうか」 「はーい!」 「………」 そそくさと階段を下りていった2人の背中を見送ると男は今度は深いため息をついた。
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