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独裁バッドエンドの面々に話を聞き、屋敷に戻った2人は少し状況を整理するため客室を借りることにした。
一室だけで事務所全部をあわせたものより断然広いだろう客室は他の部屋とは違い、洋風仕立てだ。客人が宿泊することも出来るようにベッドまである。
2人はベッドの上に寝転がって体を思いっきり伸ばしてリラックスした。
「それにしても……奈緒ちゃんはどう思う?この事件の真相というか……まあ真相は」
「うーん……イマイチどんな流れなのかわからないですよ。だってまだ自殺なのかどうかすら掴めてないし……」
「それだよなぁ……自殺だとしてもなんで自殺したのかわからないしだからといって他殺だっていう根拠もないし。
やっぱり一郎さんがいないとダメなのかなぁ……」
ジュンはボーっと天井を見つめながら深いため息をついた。
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