第五章:新事実

5/13

5207人が本棚に入れています
本棚に追加
/1017ページ
「なんで……ですって?」 メイドは大げさに額に手をやって嘆くふりをした。実際嘆いていないことはニヤニヤ顔を見ればわかる。 「それは私がメイドだからですお客人様」 (なるほど、理解できないってわけか) 「まあいいじゃないですかワタヌキさん!美味しそうなケーキだし食べましょうよ!」 「ま、まあいいけど……それにしてもメイドってもっと『お帰りなさいませご主人様』みたいなこと言うんじゃ……」 「とんでもない独断です私は悲しいですあなたはメディアに騙されているんですよああ悲しい」 一気にそう言ってメイドはまた嘆くふりをした。 とりあえずメイドのキャラ自身も相当疑問だがジュンにはもう一つ大きな疑問があった。 「メイドさん、なんでカップとお皿が3つあるんですか?」
/1017ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5207人が本棚に入れています
本棚に追加