5207人が本棚に入れています
本棚に追加
「“真眼”か……なるほど!もしかして水樹さんも“真眼”のことを覚えてたのかな。とにかく奈緒ちゃんがいれば俺達は確実に真実を見抜けるってわけか!」
もちろん、推理が真実である場合の話だが。
「じゃあそうと決まったら早速行きましょう!ほら、すぐ!」
「まあ待って待って。慌てなくても水樹さんが8時に来てくれって言ってたから。ほら、今8時半だから…………8時半だから……8時半?」
「正確には8時32分です」
(しまった!いつもは携帯電話の目覚ましでちゃんと起きれているのになぜか寝過ごしてしまった!
そういえば寝苦しかったような気が……あれ伏線なのか?……って考えてる場合じゃない!)
「奈緒ちゃん行くよ!」
ジュンは奈緒の腕をつかむとものすごいスピードで部屋を飛び出し、水樹の父の部屋へ向かった。
最初のコメントを投稿しよう!