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一通り買い物を終え、レジを通ると諭吉さんは1人いなくなった。代わりに野口さんが7人ほどやってきてサイフに入る。
「さあ、ご飯買ったしとにかく帰ろうか。金は……一輝が医者の息子だし言ったら貸してくれるんじゃないかな」
「そんなにお金持ちだったかなぁ一輝さん……」
と奈緒は以前、一輝と秋葉原に行った時の事を思い出してみる。確かお金が足りなくてサボテンか何かのフィギュアが買えないとか言ってたような……
あと喫茶店で………
『ドンッ』
「痛ッ!」
奈緒は考え事をして歩いていた為、前から歩いてきた人に気付かずぶつかって尻餅をついた。相手も尻餅をつき、2人同時に声を上げる。
そして2人同時に…
「だっ!大丈夫ですか!?」
と相手に謝った。
ジュンは2人のその様子を見てこんなコントが現実で起こるのか。と少し笑いをこらえていた。
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