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暗い客席から
いつも、いつも
こっち向けって思ってた
思ってたくせに
目が合ったら
そっけなくそらしてしまう
ほんとに
あたしは、ばかだね
この気持ちが
伝わらぬのを百も承知で
あなたを慕い続けてた
大好きだった
千秋楽で流した涙は
他に理由はない
あなたに会えなくなるのが
寂しくて哀しくて……
今まで以上に
恋しく想ったから
もう、あなたは
ここへは帰ってこない
だから
二度と会えぬかもしれない
でも
なにも言えない……
気づいたら走ってた
夢を見ていた
きっと夢だったんだ……
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