過去を疼かす者達

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「ふっ、ハハハ」 2人のやり取りに誠侍は思わず笑い出す。 「お、よーやく笑いおったな」 「笑った顔も素敵やわ~。ウチ、乗り換えよかな」 「おい、それだけは勘弁してや」 「どうしよっかな~…。ん~、態度次第やな」 英二の隣に居た女子は、小悪魔の笑みを浮かべる。 「お願いします!どうか、捨てんといて下さい!」 そう言って、英二は女子に向かって土下座をする。 「よしよし、仕方ない、捨てずにおこう。面を上げい」 「はは~」 2人はまたも、誠侍を無視して、自分達の世界に入り込む。
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