過去を疼かす者達

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「ああ、よろしく」 そう言って、誠侍は握手に応えた。 「うわっ、セージの手、むっちゃ固いやん!意外やわ~。何かやってん?」 「剣道と居合を…」 「居合!?居合って、あの鞘から抜いて、何か切って、また鞘に収めるアレ?」 「う~ん、まあそんな感じかな。よく知ってたね」 「やっぱり~。むっちゃカッコええやん!」 「いや…」 さすがに面と向かって言われ、誠侍も照れ臭そうにしていた。
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