過去を疼かす者達

11/20
前へ
/578ページ
次へ
「大丈夫なわけあるかー!鼻血出てるやろ!セージみたく、ちったぁ心配せんかい!」 「な、大丈夫やろ?」 「…ああ」 圧倒され、誠侍はもう流れで返事するしかなかった。 「おー、いてて」 鼻をさすりながら、英二は呟く。さすがに、若干涙目であった。 「あのさ、ところで、ここは何処なんだ?」 突然、誠侍が切り出す。 英二と凪は目を合わせる。 「ここか?聞いて驚け、ここはな、な、何と…」 ゴクッ 「わいも知らん」
/578ページ

最初のコメントを投稿しよう!

620人が本棚に入れています
本棚に追加