過去を疼かす者達

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「そ、そうか…」 英二が思わせぶりな態度をとっていたので、誠侍は余計に拍子抜けしていた。 「知らんのやったら、勿体振った言い方すんなやボケが!」 「いや、いいよ…」 「スマンな~。実は、わいらも数時間前に同じように連れて来られたんや」 英二は手を合わせ、申し訳なさそうに言う。 英二達も連れて来られた?一体何故…? 「らしくないな、森岡」 この声は…!? 「沼田!」 振り返ると、沼田が腕組みをし、立っていた。
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