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「しかし、すごいうなされ様だったな」
「見てたのか…」
「ああ」
「悪趣味だな」
「まあな。…ほらよ」
「サンキュ」
沼田は得意のナイフで皮をむき、切った見舞いのリンゴを差し出した。
シャリ
「お前はすごいよな」
「何だいきなり?」
差し出されたリンゴを1つ食べ、突然誠侍が話し始める。
「あの中にいて、無傷だったんだろ?」
「よく言うぜ。お前は大山の一撃だけじゃないか」
「いや、それ以外もあるよ」
「へぇ、まあ俺も完璧な無傷ではないがな」
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